目次

2月 ”たっぷり使ってほしいかつお節” ”天然のお薬”

3月 ”指宿(いぶすき)”

4月 ”UMAMI(うまみ)

5月 ”食育と旨みの関係”

6月 ”世界で一番かたい調味料”

7月 ”鰹節の取り扱い”

8月 ”完全無添加”

9月 ”鰹節の内容量”

10月 ”最上級の鰹節”

2月 ”たっぷり使ってほしいかつお節” ”天然のお薬”

”たっぷり使ってほしいかつお節”

出汁やトッピングとして身近な存在のかつお節

実は栄養もたっぷり含んでいます

体を作る栄養素タンパク質が豊富なうえ、

外からの摂取が必要な必須アミノ酸は30種含んでいます

普段の食事にかつお節をプラスすることで、

おいしく、バランスよく健康を維持します

 

”天然のお薬”

鰹は生まれてから止まることなく泳ぎ続ける魚です

泳ぎながら口から海水を吸い込みその中の酸素を体内に取り入れ

呼吸をしています

その為、当然ものすごいエネルギーを蓄えているため私達が食べても

体に悪いはずがありません

その昔は一部の富裕層が大病の時しか食べれなかった鰹節は今では

こんなに身近になりました

これからもずっと元気に泳ぎ続けるためにも日々の滋養強壮に

天然のお薬としても欠かさずご使用いただければ幸いです

 

3月 ”指宿(いぶすき)”

ここ指宿(いぶすき)地区は

観光地としても某有名温泉ランキングで

毎年、1位を取っているとても景観の良い露天風呂や

観光スポットがございます。

観光客の方もメディア露出が増えたせいか

沢山お越しいただいています。

 

また、鰹節を燻す香りが辺りに立ち込める工場群の中、

本場の鰹節をお買い求めに

わざわざご来店下さる方も増えております。

昨年末は弊社の資材倉庫においてスプレーアートで

世界的にも有名な画家さんが壁一面に

鰹の絵を描いて下さり観光の新たなスポットとして

新聞メディア等でも取り上げていただきました。

 

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

 

4月 ”UMAMI(うまみ)”

日本料理では昆布(グルタミン酸)と、かつお節(イノシン酸)、

西洋・中国料理では野菜類(グルタミン酸)と肉類(イノシン酸)を

組合せた出汁(ブイヨン・タン)として、古くから料理に利用しています。

 

また、世界共通語としてUMAMI(うまみ)と言います。

これは日本人がその存在を明らかにしたためそのまま使われています。

和食は鰹節投入の瞬時に旨味があふれ出すのに対し

世界の旨味の取り出し方は長時間煮込む方法ですので

ここでも和食の優れているのが証明できます。

旨味については簡単にすべて語れません。

なぜ日本には独特の和食文化が続いてきたのか・・・。

今になってなぜ世界中でそれが注目を浴びているのか・・・・。

どうぞご興味を持っていただければ幸いです。

次回のかねにこらむでは<食育と旨み>についてです。

お楽しみに!

 

5月 ”食育と旨みの関係”

 

魚と昆布の出汁はヘルシーかつ優れた栄養価により

今もなお日本人のDNAに刻み込まれています。

生まれたての赤ちゃんでも旨味を識別でき本能的に好むと言われ、

お母さんの母乳には旨味成分のグルタミン酸が多く含まれています。

 

鰹節には前回の”かねにこらむ”でお話した通り

旨み成分のイノシン酸が含まれます。

鰹節の塩分量は市販の顆粒だしと比べて少なく

身体をつくる栄養素であるタンパク質も豊富です。

鰹節と合わせた料理を取ることにより赤ちゃんの離乳食としても

天然で栄養価の高い鰹節を使っていただきたいです。

味覚は幼少時3歳頃までに出来上がってしまいます。

確かなものを是非、食べさせてくださいませ。

 

天然の旨味効果により幸福感を得、

それがおふくろの味と言われるところかもしれません。

 

6月 ”世界で一番かたい調味料”

鰹節は世界で一番かたい調味料です。

 

完全に水分を蒸発させて保存するために、

カビ付け工程で菌の力を借りて

すべての余分な水分を抜き取ります。

これも発酵の文化 日本食の魅力ですね。

 

日本は海に囲まれた島国で、

海岸そばではいつも大量の鰹が取れていました。

既に古墳時代には保存用としても

干した鰹を食べる習慣があったようです。

 

今までも、これから先も、

鰹を食べるという文化は脈々と受け継がれていくでしょう。

 

7月 ”鰹節の取り扱い”

鰹節は削ったその瞬間から空気中の酸素により

酸化が進み、そのまま置いておくと半日で

風味や味は落ちてしまいます。

酸化してしまうと色がくすみ、風味は損なわれ、

美味しい出汁がとれなくなってしまいます。

 

なるべく風味を保つために、開封後は空気を抜いて

しっかり密閉し、冷凍保存することで

少しでも長く風味を保っていただき、

美味しく鰹節をお召し上がりください。

 

8月 ”完全無添加”

最近、「無添加だから安心」というイメージに

一石投じられた報道がございました。

 

食品表示には原料に微量に含まれていても効果・影響は

ないとの観点から法により表示を免除される

添加物が多数存在しております。

 

無添加とうたって販売を促進しているものも、

本当の意味での無添加ではないことがあるのです。

 

さらに外食品や総菜など業務用品に対しては

販売者が表示提示しなくても問題ないと

されるものも今も多くございます。

 

仕入れのコストを下げるためや流行っているというだけの

見た目やインパクトが大きく判断される世の中です。

 

そういう時代、家庭で料理しない時代、

手間を省いた見返りに手にするものは何なんでしょうか。

 

弊社は、鰹節の製造一筋。

完全無添加でお客様の笑顔と安心健康の為

味のある自慢の鰹節製造を心がけております。

 

一杯のお味噌汁にせめてもの愛情を注入し自然からの産物を

大事なお身体に染み渡らせていただければ幸いです。

 

次回のかねにコラムでは「鰹節の内容量」についてです。

お楽しみに!

 

9月 ”鰹節の内容量”

近年、多岐にわたる食材の原料高騰により

メーカー各社内容量を減らし値上げを抑える動きにございます。

100g→80g

50g→30g

3g→1.0gなどなど

花かつお類も量を減らし対応しているようです。

 

それで事足りるといえば話は終わるのですが

10数年前までかつおパックの主流は5gでした。

それからしますと特に1.0gのかつおパックなどトッピングしたところで

その料理の味は満足いく味になると思いますでしょうか。

家庭の料理は豪快に自然の恵みを頂き豊かな愛情のある食事が理想。

鰹節など栄養も豊富で日々の食卓には沢山取り込み是非とも

よりおいしく健康的に召し上がっていただきたいです。

 

10月 ”最上級の鰹節”

鰹節には大きく分けて2種類

本枯節と荒節があります。

 

本枯節の中でも近海物と名の付くものは

黒潮に乗って北上してくる上り鰹(2~4月頃)を

一本釣りし釣り上げたその日に港へ持ち帰ります。

ここ山川港は日本国内でも一番早く水揚げされるため

初物、初鰹として大変人気がございます。

 

近海物かつおは当然、鮮度が抜群

これを本枯節にしたものは最上級の鰹節です。

弊社商品では、「近海物本枯節花かつお」「ぱくぱくパック」

などの原料として使用しております。

 

ぜひ一度、最上級の味をご賞味くださいませ。